バタフライの中には君がいる☆
人は忘れる生き物。
どんなに楽しいことや嬉しいこと、
そしてどんなに悲しいことも忘れてしまう。
君がいなくなった時、とっても悲しかったのに
今はもう悲しいよりも、楽しいが多い毎日を送っている。
時々君を思い出す。
君が雨上がりの空を見上げていたあの路地を通るとき、
わたしの胸には君を思う切なさが広がっていく。
そしてきっと、この切なさも時間の流れとともに
わたしの心の表面からは次第に消えていくのだろう。
君の記憶は「いい思い出」として
「切なさ」から「懐かしさ」へと姿を変えて
わたしの心のずっと奥へと消えていくのだろう。
もうわたしには分からない心のずっと奥へと。
もうすぐ君はわたしの心の表面からはいなくなる。
だから残しておこう。
私のバタフライの中には君を残しておこう。
そうすればわたしが泳ぎ続ける限り、
わたしが分かるところに君は存在し続けるから。
【説明】
今はもう会えなくなってしまった知人を思った文章です。
親友ってわけでもないし、恋愛関係でもない人なのですが
わたしにとって、とても大切な人でした。
彼にはすごくお世話になり、その感謝の気持ちはとても大きなものでしたが
それをちゃんと伝える前に、突然お別れが来てしまいました。
今わたしにできることは、彼の今後の幸せを願うことだけ。
もしもそれが彼に伝わるのなら、エールとなって届いてほしい。
☆いつかまた笑顔で会えることを心のどこかで願って☆
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